私にも、余裕がない
時期がありました。
上京したころ、部屋は散らかっていました。お金もありませんでした。全財産が11円になったこともあります。日払いの仕事をして、なんとか暮らしていました。
友達も少なくて、ほとんど一人でした。「頑張ればなんとかなる」そう思おうとしても、呼吸する余裕すらない日がありました。
それでも、ずっと
考えていました。
でも、時間だけはありました。だから、ずっと考えていました。
どうして人は、こんなに余裕を失ってしまうんだろう。どうして、生きるための仕事なのに、仕事のために生きるようになってしまうんだろう。
ある日の夕方、街を歩いていたとき、路上で子どもが泣いていました。お母さんは慌てて子どもを叱りながら、周囲に小さく頭を下げていた。子どもが泣くのは当たり前です。それなのに「迷惑をかけてはいけない」という空気が先に立つのは、なぜだろう。そこに、余裕のなさを感じました。
お金の問題。暮らしの問題。孤独の問題。いろいろなことを考えていくうちに、私はひとつの言葉に辿り着きました。
「余裕」。足りなかったのは、才能でも、努力でもなく、余裕そのものだったのかもしれない。
理想はあった。
でも、形にできなかった。
本当はずっと、余白のある生き方を考えていました。自給自足。地方暮らし。テクノロジーの使い方。仕事に追われ続けるのではなく、もっと自分のペースで生きられる方法があるはずだと思っていました。
でも、何をすればいいのか分かりませんでした。理想はある。でも現実は変わらない。そのズレが、ずっと苦しかった。
AIとの対話で、
ようやく形になった。
転機になったのは、AIとの対話でした。頭の中に散らばっていた考えを、少しずつ整理していった。その中で、ひとつの答えが見えてきました。
まずは、余裕を作ること。余裕を生み出す仕組みを作ろう。
それなら今すぐ、人に提供できる。そうして生まれたのが、ヨユーデザインです。
今も、まだ
途中です。
正直に言うと、私自身も、まだ完成していません。余裕がなくなる日もあります。不安になることもあるし、迷うこともあります。
でも、だからこそ分かることがあります。余裕は、特別な人だけのものじゃない。少し整えることで、人は呼吸できるようになる。
ヨユーデザインは、そんな小さな余白を、一緒に作っていく場所です。